レポート公開|10/18(日) 関西ダンマサークル「読書会」前半(瞑想経典編「常に観察すべき五つの真理」2回目)

▼2026年 10/18(日)関西ダンマサークル「読書会」レポート①
・参加者18人
・まずはじめに皆さんで「慈悲の瞑想」を行いました。

施本文庫「常に観察すべき五つの真理」
https://j-theravada.com/dhamma/sehonbunko/itutu-no-sinri/

Abhiṇhapaccavekkhitabbaṭhāna
「度々観察事経」(『増支部』5-57)
https://komyojikyozo.web.fc2.com/an/an05/an05c057.htm

・まず前回のテキストの残り「常に観察するべき5つの真理」を読みました
・観察すべき対象とは、老い、病気、死、好きなものから離れる、業
・この対象の観察には、二通り、二段階あります。
・俗世間レベルとして、まず自分ごととして観る「私は老いる性質のものである(Byādhidhammomhi)」
・そう観察することで、若さに対する酔いから醒め、悪行為しないようになる
・次に「私だけが老いるのではなく、一切の生命が老い、老いる性質を乗り越えていない(na kho ahaññeveko jarādhammo jaraṃ anatīto, atha kho yāvatā sattānaṃ āgati gati cuti upapatti sabbe sattā jarādhammā jaraṃ anatītā)」と観る
・老いという対象を自分(内)と他者(外)の両方に当てはめ観察する
・そのように両方を観察すると、「道が現れてきて、道を実践する(Tassa taṃ ṭhānaṃ abhiṇhaṃ paccavekkhato maggo sañjāyati.So taṃ maggaṃ āsevati bhāveti bahulīkaroti)」ことになる
・そうして「道を実践すれば、煩悩が消え、潜在煩悩も消える(Tassa taṃ maggaṃ āsevato bhāvayato bahulīkaroto saṃyojanāni sabbaso pahīyanti anusayā byantīhonti.)」
・老いるとは、生命にある性質であり、普遍的で避けられないものであると理解する
・すべて生命は老いる(たとえ神々であっても)※物質の老いは劣化
・観察することで見えてくる「道」とは、八正道(ariya aṭṭhaṅgika magga)のこと
・存在(輪廻)という中では、安穏や安らぎはない。何を得たとしても安心できないと観えてくる
・そこで存在(渇愛)そのもの対して厭離(離れる)の気持ちが現れてくる
・その気持ちにより執着を捨てられる
・業という対象は、「行為に結果がある」という意味として捉える
・行為に相応しい結果が生じる、業には不公平はない
・さらに「善行為に対する愛着も捨てるべきである」とも発見する
・仏教では「心の進化」「束縛(苦)からの解放と自由」を説いている
・世間の思考や流れとは正反対の方向である
・「どのように生きるべきか」という道を発見していく
・道の実践により、解脱に達することができる

・まず自分を省みる、そして外にも当てはめ普遍性あることを発見する
・そうすることで酔いから目覚め、心の汚れが落ちていく
・八正道を実践していくことが大事

・まとめの偈
Byādhidhammā jarādhammā, atho maraṇadhammino;
Yathā dhammā tathā sattā, jigucchanti puthujjanā.
Ahañce taṃ jiguccheyyaṃ, evaṃ dhammesu pāṇisu;
Na metaṃ patirūpassa, mama evaṃ vihārino.
Sohaṃ evaṃ viharanto, ñatvā dhammaṃ nirūpadhiṃ;
Ārogye yobbanasmiñca, jīvitasmiñca ye madā.
Sabbe made abhibhosmi, nekkhammaṃ daṭṭhu khemato;
Tassa me ahu ussāho, nibbānaṃ abhipassato.
Nāhaṃ bhabbo etarahi, kāmāni paṭisevituṃ;
Anivatt bhavissāmi, brahmacariyaparāyaṇo”ti.

病と老の性質あり、死の性質もある。
これが一切生命の法である。世間の人はこれを厭い嫌う。
世間の人のように厭い嫌うことは法を観察する我には、相応しくない。
我、常にこの法を思惟し、無執着の真理を知り、健康、若さ、生きることへの酔いが醒める。
一切の酔いから目覚め、離欲こそが安穏であると見、涅槃を目指して精進を起こす。
今の我は、世間の欲に溺れることがない。
還らざる道に入り、修行完成の道に入ったのである。

※参考資料|タイ系の読経
Five Reflections/Recollections Chant [Pali w/ English Translation] –
Upajjhatthana Sutta
https://www.youtube.com/watch?v=b0m0Su502hY

次回の関西ダンマサークル「読書会」は、11月14日(土)13時からです。よければご参加ください。

文章:MA
写真:LL

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