今回は16人の参加者がありました。
心配しないこと 『ブッダが教える心の整理術』
アルボムッレ・スマナサーラ著
第3章 幸・不幸を司る『心』のしくみ-自己評価と煩悩家族
を参考図書にディスカッションが行われました。
話し合われました内容をまとめたものを共有いたします。
今回のテーマ:「感情」について
1. 感情をなくすのではなく、コントロールする
• 私たちは映画を見て泣いたり感動したりと、感情を揺さぶられることを好む傾向があります。
• 感情を完全に「ゼロ」にすることはできませんが、**「感情に流されないようにすること」**は可能です。
• そのために必要なのが**「理性」**です。理性は生まれつき備わっているものではなく、マナーを教わる子供のように、後天的に学び、育てていく必要があります。
2. 感情の原因は「外」ではなく「自分」にある
• 客観的な視点を持つためには「自我は錯覚である」と気づくことが大切ですが、これは少し理解が難しいテーマでもありました。
• そこで、感情が生まれる原因を以下の2種類に分けて話し合いました。
1. 物理的・一般的な原因: (例:雨が降って足が濡れるのが嫌だから対策をする)
2. 内面的な原因: 自分自身が作り出したバイアス(見方・捉え方)によるもの。
• ゴミ箱にゴミを投げて入れば喜び、外せば悔しがるように、私たちは些細なことでも感情を動かします。問題の原因は外にあるのではなく、自分の内側(心の反応)にあると気づくことが重要です。
3. 仏教的な視点からの「感情」の構造
• 感情とは仏教用語で**「心所(しんじょ)」**にあたります。
• 焼きそばの例え: 「心」そのものが焼きそばの味だとすれば、感情(心所)はその「匂い」のようなものです。
• ※勉強会後の茶話会で、物質(色)や、心の働き(受・想・行・識)の分類についても触れられ、感情がどのように発生するのかを整理しました。
4. 日常生活で「理性」を育てるための実践
理性を育て、感情に流されない正しい判断をするための具体的なアドバイスや反省点が共有されました。
• 子育てと競争心:
息子のテスト結果を偏差値や他人と比較して一喜一憂し、競争を後押ししてしまっていたことへの反省がありました。大切なのは「本人が十分努力できたか」「勉強法は正しかったか」を理性的に検証することであり、他人と比べることではありません。
• データに基づいた客観的な判断:
降水確率(データ)を見て傘を持っていくか決めるように、何事も感情ではなく客観的なデータに基づいて判断する癖をつけることが大切です。
• 情報を鵜呑みにしない:
ブッダも「鵜呑みにしてはいけない」と戒めています。一つのニュースを見た時も、複数の情報ソースを比較・検証する癖をつけることが、理性を育てる訓練になります。
次回、関西ダンマサークルは3月29日(日)「読書会」です。よければご参加ください。
文章:SM



コメント