エゴ・トンネル
紹介:
自己など、どこにも存在しない。では、私の感情を感じたり、私の夢を見たりするのは誰なのか。体外離脱経験や幻肢や明晰夢といった現象は、意識について何を教えてくれるのか。人間のイメージに自然主義的転回が生じたとき、社会と文化にどんな“意識倫理学”が必要になるのか。経験科学と密接に関わってきた哲学者による問題提起の書。
目次
第1部 意識の問題(世界の現出/トンネルをめぐる周遊旅行)/第2部 着想と発見(身体から出て、心の中へー身体イメージ、体外離脱経験、バーチャルな自己/所有者性から行為者性、自由意志へ/哲学的な心の航海術ー明晰夢から何を学ぶことができるか/共感するエゴ)/第3部 意識革命(人工的なエゴ・マシーン/意識の技術と人間のイメージ/新しい種類の倫理学)/補論 スピリチュアリティと知的誠実性
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