報告とお礼|関西ウェーサーカ祭・関西瞑想会、皆様ご協力ありがとうございました

パティパダー2025年7月号 関西精舎便り

5月に関西両精舎で二日間の行事が行われました。5月24日(土)はアラナ精舎にて関西ウェーサーカ祭、5月25日(日)はマーヤーデーヴィー精舎で関西瞑想会です。

今回、アラナ精舎では約9年ぶりの行事ということで、何週間も前から精舎の掃除や片付け、お布施の呼びかけや調理器具の準備、飾り付けやプロジャクターや音響の整備など、いろいろな準備を皆で楽しく進めてきました。お布施は関西だけではなく、地方のたくさんの方々から食事や品物が送られてきて、ご協力いただきました。皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

関西ウェーサーカ祭の当日は生憎の雨でしたが、三十五名ほどが参加されました。お坊様はヤサ長老とチャラナ比丘です。午前中は読経、慈悲の瞑想をしてから、お釈迦様と比丘サンガへ食事・品物お供えをしました。お昼休憩は参加された皆さんで一緒に食事をしながら交流が図られました。そして午後からは、まず在家を代表して副会長の天野聡さんからご挨拶と比丘サンガに祝福の要請がされ、今回のためにスマナサーラ長老に事前収録された法話を視聴しました。それから比丘サンガより祝福読経、聖糸・聖水が参加者に授与されました。最後に皆さんで記念写真を撮り、関西ウェーサーカ祭は無事に終了しました。

法要が終了し、残った人に後片付けをお手伝いいただきました。その後、翌日のために大阪府岸和田市から兵庫県三田市にお坊様と在家数名が移動しました。皆お疲れのところではありましたが、道中お喋りしながら楽しく移動したようです。

翌日、マーヤーデーヴィー精舎で関西瞑想会が行われました。六十名弱の方が参加され、午前中はスマナサーラ長老から瞑想とはなにか?というテーマの法話(事前収録)があり、続いてヤサ長老の質疑応答もありました。昼前に皆でお釈迦様へ食事お供えをし、午後からはヤサ長老の瞑想指導が行われました。初めて参加された方々が瞑想指導を受け、私も久々に瞑想指導を受けてみました。ヤサ長老から丁寧なヴィパッサナー瞑想の説明があり、参加者らかも気軽に質問できる雰囲気で良かったです。夕方、五時半ごろ関西瞑想会は終了しました。

今回、スマナサーラ長老の関西ウェーサーカ祭での祝福法話は「平和に達する生き方」でした。私たちはワンパターンの中で安心して生きていると思っている。しかし、現実は生きることは悩み苦しみ連続である。その中で初めて仏陀が生命のワンパターンを脱出し、生命の真理を発見し、覚りという本物の幸福に達した。これほど偉大で尊い出来事はないと解説されました。また精舎の名前である「アラナ(無諍・平和)」の意味についても解説があり、ワンパターンの生命は自分の狭い主観(自我)の中に生きていて、「自分の生き方が一番偉い(私が正しい)」と思っている。生命には乗り越えられない認識の壁がある。仏陀はその認識の壁を乗り越える方法を教えられた。アラナとは、他者と対立しない精神を作ることである。一切の現象が変化するものであると発見できれば、対立すること自体が成り立たなくなる。「自我の錯覚」が対立の原因だと解説されていました。併せて、生命は平等であるという生き方が「和合」生命は平等であると生きることが「和合」という内容の解説もありました。

日常の中でも互いの主観と主観がぶつかり合い、対立が悩み苦しみを生み出しています。対立しないアラナの生き方になるよう、祝福法話を聞いて私も実践しようと改めてそう思いました。動画は協会YouTube公式チャンネルにもアップロードされています。ぜひ、ご覧になってみてください。

皆様のご協力に改めて感謝いたします。また数々の善行為に随喜いたします。これからも仏教活動にご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

生きとし生けるものが幸せでありますように

※写真の量が多いので、読み込みに時間がかかるかもしれません。ご理解ください。

文章:LL
編集:MA
写真:HO、TK、LL

準備

読経とお布施式

昼休憩

法話・祝福

アラナ精舎

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