紹介:
なぜ私たちは、「嫌な出来事」を忘れられず、「必要な情報」を憶えられないのでしょうか?お釈迦様によれば、私たちの記憶とは、感情、とくに「欲」や「怒り」によって築かれるもの。感情が暴走すると、知識や記憶が激しく動きまわり、私たち自身も振りまわされてしまいます。また、汚れた心はデータを記憶できるスペースが限られ、思うように憶えられないのです。そこで大切なことは、心を整理整頓して能力を向上する方法と、復習や実行により必要不可欠なデータを忘れないように記憶する技です。「忘れること」と「憶えること」-幸せに直結する記憶の二つの方向性を学び、さらには、「学ぶこと」と「教えること」のポイントについても解説します。
目次
第1章 記憶のメカニズム(忘れられない過去/心は無明と渇愛 ほか)/第2章 学べない理由(人格向上を目指して学ぶ/知識と智慧は大違い ほか)/第3章 教えるコツ(教えることは難しい/良い教え方とは? ほか)/第4章 仏教の記憶術(憶えるべき優先順位/目的と意義を定める ほか)
Views: 29
Other Books By - アルボムッレ・スマナサーラ
戻る