先日3/29(日)関西ダンマサークル読書会のレポートです。テキストは「勝利の経」、読んだのは前置きの部分だけでした。皆さん勉強会にご参加いただき、誠にありがとうございました。長文になりますが、ご興味ありましたら読んでみてください。
▼2026年3/29(日)関西ダンマサークル「読書会」
・参加者14人
・最初に皆で「慈悲の瞑想」を行いました。
施本「勝利の経」
https://j-theravada.com/wp-content/uploads/2018/12/vijaya_suttam.pdf
テキストで読んだ部分のポイントと感想を抜き出して箇条書きにします。
・皆、自分の意見を持っている
・「自分の意見」を変えようとしない
・自分の意見を変えず、相手の意見を変えようとする
・「自分の意見だけが正しい」という人に成長はなく、頑固である
・自分の意見と違うことを言われると、「攻撃された」「否定された」「非難された」と怒りが起こり苦しむ(自分が間違えたと受けとる)
・仏教は見解を破るための教え、アドバイス、実践方法
・ヴィパッサナー瞑想は智慧を開発する訓練、一日二日で心が成長するはず
・自分がどれほど頑固に自分の意見、自分の立場にしがみついているかと気づいていない
・「自分の意見は絶対に変えないぞ」と執着し、しがみついている、これが人間の頑固さ
・その頑固さを壊すために知識で攻撃しないと、真理の世界が見えてこない
・「勝利の経」には、真理の世界に入ろうとしない頑固さ心の壁を打ち破るための内容
・「自分の体をありのままに観てみなさい(肉体はどういうものか?)」という教え
・「肉体は美しい、素晴らしい、尊いものだ、ありがたいものだ」という固定した価値観から目覚めさせる
・人間の努力や能力や財産は、すべて肉体を楽しませ維持するために使われている
・肉体に執着するあまり、肉体のためなら何でもするという状態
・肉体を喜ばせ維持するために、平気で殺生や盗みや嘘など悪行為もする
・肉体こそが自分だと勘違いまでする
・事実は、肉体から得られるのは「痛み」だけ
・肉体を維持管理するために感覚がある
・感覚は「痛み(刺激)」という一種類
・痛みと痛みの落差により、「快感(楽)」を感じているにすぎない
・「快感(楽)」があると勘違いしている
・例:歩いていると疲れる、座ると楽を感じる。ずっと座ると苦痛に変わる
・楽を求める生き方で、結果として苦が増える
・肉体を楽させるために必死で頑張る、しかし老化や病気で必ず肉体に裏切られる
・割に合わない苦しみを獲得する
・肉体を客観的に観てみるだけで真理を発見できるはず
・しかし、事実を客観的に観察しないので人生論は逆さま
・感情的な人生論(生き方)を作る
・例:神に創造されたと信じていきるなど
・「生きる」ということを全然理解していない
・本能的に苦しいのは嫌・楽がしたい、という理論
・自分の感情や行為や判断を管理していない
・錯覚のまま生きているので幸福になれない
・無知を知識と言っている
・俗世間で生きるために知識は必要であるが、知識とは概念である
・知識はどこまでいっても概念なので、仏教的には無知な代物
・知識がいくらあったとしても、理性があるわけではない、感情を管理できるわけでもない
・仏教の話には、皆反感を持つ
・仏教の内容に拒否反応が起こる、拒絶する、認めたくないという気持ち
・事実を知って変わること、自分の意見が間違えていると認めたくないため
・仏教の中身を知ると、戸惑ったり、混乱したり、がっかりしたりする
・仏教は対話することで真理に導く
・仏教は慈悲で人々に教えている、相手を否定するためや、ただ価値観をぶっ壊す目的で説かない
・仏教を学び自分の意見と違っても大丈夫、シンプルに「自分の意見と違うな」と認めれば良いだけ
・仏教の知識を鵜呑みにする必要もない、しっかり調べて考察して納得すれば良い
・教えている内容を聞き、理解し、自分で吟味して、自分で答えを出せば良い
・対話することで意見が変わっていく、執着が減っていく、新しい理解が生まれていく
・生きるとは壊れていくこと
・肉体至上主義で生きているが、実際には肉体破壊主義を実行している
・肉体は壊れるという性質を持っている
・生きるとは、肉体が壊れること
・呼吸をするのも壊れること、子供が大人になる成長も壊れること、老化や病気も壊れること
・健康で幸福に生きるというイメージは、実際には細胞を稼働させどんどん壊すということになる
・拾う人生
・人生は拾うこと
・拾えるものを拾って生きている
・感情や感覚、知識や能力、家や財産、家族や友人、仕事やお金、立場や権力などを拾い集めてきた
・とにかく、たくさん拾うことを目的に生きてきた
・拾う人生で執着を作ってしまう
・「必ず死ぬ」という前提はない
・拾えない、拾ったものが少ない、それを不幸と決めている
・拾いたくても拾えない場合もある(欲しいものが簡単には手に入らない)
・拾うということは真理ではない、それで苦しみをなくせない
・価値観や思考の革命を起こす必要がある
・これまでの生き方とは、まるっきり別なものを手にするためには、自分の意見を捨てなければいけない
・固定概念や価値観を破る
・思考パターンが石器時代のまま
・そこで「肉体は不浄」という世間とは違う見方をしてみる
・それが現象を観察し真理を発見する方向に繋がる
・目覚めてみる
以上、前置きをそんな内容でした。
この部分だけ皆さんで読み、その後は「痛み」というテーマで、いろいろ話をしました。痛みをどうのように観察したら良いか、これは各自で切実な問題・課題であると思われます。感覚としての痛みは、すぐ「イヤだ」という感情に繋がります。それは不幸を感じることです。「痛み」に冷静に対応できるのかどうか、感覚に執着しないとはどういう状態なのか、それぞれ瞑想実践の経験と併せて理解や意見をあげてくださいました。面白かったです。ありがとうございました。
次回は4/11(土)13:00からです。どうぞご参加ください。
文章:MA
写真:LL







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