レポート公開|6月8日(日) 関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」※ハイブリッド型

今回の関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」は16名が参加されました。初めての方も多かったです。皆さんご参加いただき、誠にありがとうございました。皆さんのコメントが、いつも参考になり面白く勉強になります。このレポートでは、テーマの内容について個人の要約と感想だけですが、よければ読んでみてください。長文になりますが、理解の参考になりましたら幸いです。

▼2025年6月8日(日)関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」
・参加者16人
・最初に皆で「慈悲の瞑想」を行いました。
・テキスト「心を整える8つの脳開発プログラム」言葉の管理をする、「人生は美しく清らかに」妄想の無限の回転
・八正道の正語について
・思考妄想しているエネルギーの供給源について

・行為とは、行動・言葉・思考(身口意)と分類される
・言葉とは、行為の中のひとつ
・具体的には喋ること書くこと(能動的)、それから聞くこと(受動的)
・人間にとって言葉は、人生の幸不幸に関わる重要部分 ※失言など
・生きるために言葉を使う
・言葉(言語)は道具であり、武器にもなる
・言葉は、意志疎通(情報伝達と共有)のために使う
・相手に情報、意見、感情を伝える

・言葉は大脳(高次脳機能)の働き
・言葉の使い方が悪い=大脳が汚れている
・大脳が汚れるとは、原始脳(本能)の指令を受けているから
・原始脳とは、本能的な感情
・感情が込みあげてくるとしゃべりたくなる(言いたいという衝動が生れる)
・しゃべればしゃべるほど感情が強くなっていく
・繰り返すことで悪感情のループ回路が強化され、理性と判断力が壊れる
・言葉の使い方によって大脳の状況がわかる
・どんな目的で言葉を使っているのかが見えてくる
・言葉の管理が大事
・自分が発した言葉を自分が聞くことで、脳にフィードバックしてしまうから
・それで循環が起こる。好循環もあれば、悪循環もある

・言葉の管理におけるポイント①
・言葉は人の役に立つように、他人に対して心地よい言葉を話す
・そのように言葉を管理すると、同時に脳も成長する
・言葉は「楽器の演奏」であると理解してみる
・楽器は高価なものだけでは意味がない
・必要なのは、楽器を操る技術である
・人は言語能力を持っている
・ですから、演奏の仕方を学ぶ必要がある
・言葉は基本的に、他人に発表するもの
・ですから、いつでも役に立つ(有意義)な言葉を語る
・言葉の躾は良いこと
・言葉使いだけでも美しくしてみれば、精神的にも落ち着き安定する

・悪い言葉がある
・悪行為になる言葉の使い方は四つ
①嘘(妄語)事実を捻じ曲げる、人を騙す言葉
②粗悪語(悪口)怒りで他人を軽視したり侮辱する目的で乱暴な言葉
③離間語(両舌、二枚舌、噂)仲たがいさせる言葉
④無駄話(綺語)時間のムダになる、目的がない言葉
・この四つを繰り返すと、人は退化していく
・本能からなる感情の刺激によって四つが現れる
・現代だと、デマ(誹謗中傷、ガセ、流言、フェイク)も嘘や離間語に類すると思いました
・他にも誇大広告、大げさ、紛らわし、おとり(釣り)広告、ステマ、詐欺、産地偽装など嘘の種類も様々と思いました
・同じ内容、古い情報、自慢話を繰り返すこと、これは無駄話に類すると思いました
・言うべき内容や結論を忘れ、長々と喋ってしまうことも反省
・喋っているうちに興奮し、大きな声で喋ってしまう失敗もよくする
・悪感情によって、たとえば怒りが込みあげてくると人を侮辱したくなり言葉を発する
・特別な怒りがなくても、ただ「おもしろい」という感情で非難侮辱したりもする
・どんな言葉を使えば相手が傷つくか、効果的にダメージを与えられるか、それからを考えることでも大脳が汚れてしまう
・相手を怒らせたり、落ち込ませたり、フォードバック(結果)があり、さらに悪感情が回転してしまう

・善い言葉とはどんな言葉か理解する
・何のために言葉を使い喋るのか?
・自分の感情を吐き出すためではない
・相手に伝えるべき情報を伝えるため
・役立つ言葉を使う
・役立つ言葉でも手段は選ぶ
・嘘や粗悪語は使わない、心地よい言葉を使う方がベター
・言葉を聞く人(相手)の気持ちの変化も考慮する
・相手が理解しているか、集中しているか、時間にも気をつける必要がある
・話す目的は、情報を伝えること
・相手に情報が伝わらなければ無駄になる
・そのためにも言葉の管理と訓練が必要
・言葉の管理をすることで、大脳(理性)が成長する
・言葉の管理をしないと、大脳(判断力)が退化する

・妄想の無限の回転
・まず思考妄想し、その衝動が次に言葉や行動を発生させる
・衝動を引き起こす原因の思考妄想に気をつけないといけない
・思考妄想(認識)のエネルギー源は四つ ※滋養素(Āhāra)
①肉体を維持する物質(食物)
②情報に触れること(眼耳鼻舌身意に色声香味触法が入力されること)
③意志(衝動)
④認識(知ること)
・この四つがエネルギーの供給源
・①は物質、②③④は精神

・生きることは、この四つのエネルギーで成り立っている
・渇愛によって四つの食べ物を求め続ける、実際に食べている
・認識は自給自足している
・精神は内部の感情を回転させることで、栄養(滋養素)を生産している
・常に刺激(情報)が肉体センサーにぶつかり、感覚が生じているので、精神への栄養は無限にある
・渇愛がある限り、精神は無限に回転していく
・連想するように、想像すれば別な想像が現れていく感じで止まらない
・この止まらない連鎖反応、無限の回転を輪廻という

・それから思考妄想は、どんどん加速して膨らんでいく
・感情、主観、固定概念、先入観が増幅器になっている
・どんどん生きるエネルギーを強化し増やしていく
・基本的に妄想は貪瞋癡のエネルギー
・欲と怒りと無知の妄想をすることで、心に習慣となり癖となる、思考にループ回路を作ってしまう
・エネルギーが供給されると妄想のループ回路が働き、貪瞋癡という感情を増幅させ生きることになる
・気づきによって、妄想を制御するブレーキをかける必要があると思いました
・あるいは妄想ではなく慈悲の回路を作り、善思考をループ回転させる
・善悪を知ること、理性を育てることで、忍耐することで、危険性を減らす必要があると思いました
以上です。

次回は、7月12(土)関西ダンマサークル「読書会」となります。よければご参加ください。

文章:MA
撮影:LL

仏陀プージャ
昼食
オンライン参加者
ダンマ・ディスカッション
ダンマ・ディスカッション
テキスト
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