2024/9/14(土)に初心者指導有りの関西月例冥想会が行われます。詳細は下記お知らせバーをクリックください。

レポート公開|7月14日(土)関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」

7/14関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」のレポート(簡単な要約と感想)です。よければ読んでみてください。オンラインを含め参加者は15名でした。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。皆さんの意見や感想を聞け、楽しい勉強会となりました。

▼7/14関西ダンマサークル「みんなでダンマ・ディスカッション」レポート
・最初に参加者で慈悲の瞑想を行いました。
・次に一人ひとりに「今週あった面白かったこと」 あるいは「私の夏バテ解消法」をお聞きしました。
・印象にのこった話は、熱中症になった体験談をいくつかお聞きしました。
・筋肉痛かと思ったが熱中症の症状だったこと、水分は摂っていたが意識が朦朧とし、塩分を摂ったところ回復したこと。
・これから夏本番、猛暑が続きますので、くれぐれも体調管理にご注意ください。

・今回は「ないものねだり」というテーマについて、テキストを元に皆さんで話し合いました
テキスト:「みものねだり」をしない生き方
・スマナサーラ長老の解説が、とても勉強になりました
・四つのエピソードを読みました。
①「充実した生き方」についてのないものねだり(ページ27~33)
※番外「自信」についてのないものねだり(ページ35~43)
②「他人に自分と同じレベルを求める」についてのないものねだり(ページ103~105)
③「他人に認められたい」についてのないものねだり(ページ143~145)
④「自分らしく生きる」についてのないものねだり(ページ179~183)

・まず「ないものねだり」と視点が面白い
・意味は「足りない/もっとほしい/不満」という生き方のこと
・ないものねだりする生き方は苦しい
・日常生活において、ないものねだりする生き方をやめるための解決策があった

①「充実した生き方」についてのないものねだり
★結論「しっかり生きる」とは「自分から変える」ということ
・生きていたら誰にだって少なからず不満(=問題)がある
・人生に不満があるのは当たり前
・「完璧に充実している」というのは勘違い
・不満を解決するために頭を働かせ、知恵を絞り、汗を流すことは成長の道
・ただ世間に流されて生きているだけではいけない
・それは成長の道ではない
・重要なのは、変化に流される生き方ではなく、自分から変えていくこと
・どうしたって変わるもの
・自分から自分の目指す方向へ自分を変えていくことが、しっかり生きること
・目指す方向がなければ、どこに辿り着くかわからない(とんでもないところに辿り着く)
・肉体も同じこと、何かをしても何もしなくても肉体は衰える
・しかし、できるだけ良い方向へ変えようと、努力することは「変える」こと
・「変わる」ではなく、「変える」が大事
・どう生きるべきか、どう変わりたいかを学び、意識して工夫して努力して、目指す方向へ変えていくこと

②「他人に自分と同じレベルを求める」についてのないものねだり
★結論「自分を理解していない人」ほど他人を許すことができない
・「私はこんなちゃんとやっているのに、どうしてあなたはちゃんとやらないの!」
・他者に自分と同じ行動やレベルを求めるということ
・よくあることですね
・それをすると、他人を許せないということになる
・「自分は完璧」という意識を持っている
・「人は不完全」という事実が観えていない、勘違いしている
・自分のことがわかっていない
・「相手を許せない」という気持ちがあるとき、自分自身のことが見えていない
・他人を許せるということは、自分のことが見えている(不完全という事実が観えている)

③「他人に認められたい」についてのないものねだり
★結論「他人に認めてほしい」という考え自体がおこがましい
・認められたいという承認欲求、あるいは自信のこと
・自我意識(自我の錯覚)による一般的にある欲求
・「認められる/認められない」は他人が決めること、自分には管理できない
・他人の気持ちや考えを自分がどうにかすることはできない
・「評価を求める」というのは根本的に無意味
・自分の良心に向き合うこと
・自分がやる仕事や役割について、責任を果たすこと手を抜かないことサボらないこと
・大事なのは、自分の良心がどう思ったのか?

④「自分らしく生きる」についてのないものねだり
★結論「自分らしく生きる」必要なんてない
・世間では「自分らしく生きることが大切」という
・自分の生活スタイルを実現して生きることが幸福だ、できなければ不幸
・自分らしさとは、リラックスしストレスを感じることなく生きることかもしれない
・ただ自分勝手に生きる、わがままに生きる、感情のままに生きることにもなってしまう
・突き詰めれば、この社会で自分らしく生きることは誰にもできない
・自分らしく生きる環境を、誰かが用意/準備してくれることはない
・大事なのは「自分を戒める」という生き方
・与えられた環境で精いっぱい頑張って、精いっぱい適応すること
・戒めるとは、我慢する/堪え忍ぶということではない
・戒めるとは、状況を受け止め、理解し、自分の成長の材料にしていくこと
・自分の心を成長させるために自分を戒める
・人から悪口を言われたり、叱られたり、アドバイスをもらうこともある
・自分の良い面も悪い面もどちらも受け止め、謙虚と反省の材料にする
・すべてはあなたの受け止め方次第

以上

今回の勉強会は「ないものねだり」というテーマでしたが、結局これは私たちが生きている通常の心の状態だと思いました。常に「足りない/不満/納得いかない」という心の状態です。仏教の視点というのは普遍的で、長老の解説が巧みなので、一般的にある表面的な問題だけでなく、心という制御できていない代物を、どのように扱えば良いのかという智慧(方法)がありました。

勉強会終了後、精舎から参加していた数人で、引き続き仏教のアレコレについて話が盛り上がり、いろいろと意見交換ができ楽しかったです。勉強会へのご参加、ありがとうございました。次回、関西ダンマサークルは8月10日(土)の予定です。

問い合わせ先
マーヤーデーヴィー精舎
電話:079₋506₋0003
メール:mayadevi@zeus.eonet.ne.jp

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