今年の雨安居入り法要のスマナサーラ長老のご法話に、俗世間では二十四時間、眼耳鼻舌身意が貪瞋痴で燃えているので「休み」が必要だという内容がありました。「休み」とは、気づきの実践により心が燃えないように戒めるという意味になります。正に、仏道そのものですね。雨安居が「休み」期間であるという意味、とても勉強になりました。
さて、今年マーヤーデーヴィー精舎では、日本人比丘のアッガチッタ長老が滞在されました。
日々の食事のお布施は、精舎で調理し直接お出しする形か、デリバリー・作り置き・外食の形で食事のお布施が行われました。遠方の方々からも、いろいろな食品が届きました。皆様のご協力、誠にありがとうございました。直接のお布施の際には、午後からお坊様との話し合いが行われました。瞑想実践についての疑問や悩み、職場での人間関係等についてアッガチッタ長老からご助言いただき、参加者からもコメントがあり、畏まった感じではなく気楽な茶話会という和やかな雰囲気でした。
それから、雨安居中に二回の交流会も行われました。参加者がアッガチッタ長老に日頃の実践について、各国の仏教文化の違い、出家比丘の生活、マインドフルネスなど様々な質問をして、いつもと違う知見を得ることができました。私の印象に残ったのは「過去や未来に引っかからないように今に生きる」ということです。
今回の雨安居で在家のスタッフや参加者同士が、食事のお布施の準備作業や食事中の会話によってコミュニケーションがとれ、お互いを知ることができ仏道仲間・法友の絆が深まったと感じます。また関西の衣作りチームも、この機会に上衣(袈裟)を縫いあげお布施されました。精舎に来られた方々は、お布施だけではなく各自で瞑想修行もされていました。
今回「休み(雨安居)」期間にお坊様と身近に接することができ、皆さまの修行の励みもなったようしたら誠に幸いです。ここで改めて、皆様のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。また数々の善行為に随喜いたします。
生きとし生けるものが幸せでありますように
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